今でこそ、転職はあたりまえになってきましたが、
それはまだ若い30代ぐらいまでのの話って思っていませんか?
今では、40代、50代のその後の人生を考えて転職する人が増えています。
しかし、実際には「地獄」を経験することもあります。
だからと言って、このまま今の会社に残るのも地獄かも…
そんな、あなたにこの世の地獄を見ないようにどう考えて行動すればよいのかを解説いたします。
50代の転職の実態。あなたは辞める?残る?
転職するのに年齢は関係ありません!と言いたいところですが、やっぱり関係ありますね(笑)
なので、実際はどうなっているのかを確認して行動に移した方が良いのは間違いありません。
但し、今の会社が地獄なのであれば「辞めても地獄」「残るも地獄」ということになる可能性が高いです。
50代の転職・辞めても地獄
辞めて地獄と感じることはいろいろありますが…特に声に上がるのが
- 仕事がなかなか決まらない
- 年収が下がる(お金が必要)
- 世間体
のようです。
1、仕事がなかなか決まらない
1の仕事がなかなか決まらないについてですが、実は以前よりも仕事は探しやすくなっていることは事実です。
もちろん、コロナなどによって求人に変化があることもありますが、探すという意味では相当便利になっています。
では、なぜ決まらないのでしょうか?
探し方に問題があるかもしれません。
あなたのスキルと企業側の求めるものにギャップがあるのかもしれません。
前職の役職や待遇にこだわりすぎかもしれません。
そんな時は迷わず専門家のチカラを借りましょう。
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2、年収が下がる
新しい職場に転職する際に、50代になると年収は下がる人が約40%となっています。
50代は、今までの経験を活かしての即戦力として求人されていますので、企業側とのニーズがマッチングしない場合にはこの40%の人に入ってしまします。
因みに厚生労働省の調査では下記の様になっていますので確認してみましょう。
見て頂くとわかりますが、同じ50代でも前半と後半ではかなり違いが出ているのがお分かりいただけると思います。
50~54歳は、
転職後の賃金が増加した人 32.6%
転職後も賃金が変わらない 28.9%
転職後の賃金が減少した人 37.6%
55~59歳
転職後の賃金が増加した人 21.4%
転職後も賃金が変わらない 30.0%
転職後の賃金が減少した人 47.7%
50代は転職によって約40%から50%の人は賃金が少なくなるという結果がでています。
3、世間体
どうしても気になってしまいますよね!
これは、私も経験していますのでよくわかります。
でも、これは一番どうでも良いことだとあとでわかりました。
まわりは関係ない!自分がどうしたいかが大事だ!という気持ちじゃないとあとで後悔しますよ。
私も、昼夜を問わずほとんど家にいない時期を過ごしていた時から、
ある時ふっと空き時間だらけの生活になって感じました。
その時、私は思いました。
まわりは、「あら?お仕事辞めたのかしら?もしかしてリストラ?」って思っているかもな…
でも、これからは自分のやりたいことを優先してみましょう。
私はあなたと同じ悩みを感じていましたが「転職』という道を選択いたしました。
50代の転職・残っても地獄
さて、一方で会社に残るという選択肢もあります。
世間は転職ブームと言われるほど、当たり前に仕事を変わる時代になってきました。
転職した経験がある私も辞めない選択肢をしていたらどう思ったかを考えてみました。
最低限の生活は保障される
今までの収入から減らされる可能性があるのは、役職手当や各種手当など。
最低でも基本給は確保され、福利厚生も今まで通り受けれるはずです。
その状況を良しとするかはあなたの判断次第。
現状維持はどんどん難しくなっていきます。
というか現状維持は衰退です。
冷たい言い方ですが、余程の大企業で退職金や福利厚生に恵まれている場合を除いては、この選択肢はあまりおすすめではありません。
昇進ポストが空いていない
バリバリやってきたので将来は役員になれる!
これも私の経験上のお話です。(実際には役員になったのですが…)
本当にその可能性があるのであれば、挑戦した方が良いと思っています。
実際に役員になることができて、金融関係との折衝や、労務人事システムの構築、在庫発注管理システムの構築など大変貴重な経験もしました。
しかし、会社は株式会社と言いながら、同族経営の個人商店の延長のような規模でした。
例に漏れず能力があっても、それ以上のポストには甘ったれの親族がのうのうと鎮座していたのです。
スミマセン。愚痴っぽくなってしましました。
私は、その後のこともよく考えてみたのです。
この会社に残りわずかな私の人生を預けたままでいいのだろうか…
もちろん、わが社にはポストが空いていて大丈夫と言う人はそのままでもかまいません。
お金、時間、生きがいなど優先順位は人それぞれ。
その選択はあなたが決断することです。
役職定年
誰にでもやってくる役職定年制度。
その人の実績や現状に関係なく年齢で線引きされる理不尽な制度(言いすぎか…)
これについてはこちらの記事で詳しく書いておりますのでご覧ください。
参考になる記事はこちら
リストラの可能性
会社の業績やあなたの勤務評価によって「リストラ」の可能性は誰にでもあります。
2019年のリストラによる退職者数が6年ぶりに1万人を超えた。
東京商工リサーチの調査によると、2019年1月~9月に希望退職や早期退職者を募集した上場企業は27社で対象人員は1万342人。
2018年の人員を大幅に上回るだけではなく、6年ぶりに1万人を超えた。リストラ数は6年ぶりに1万人超え。業績好調でも早期退職者を募集する理由 : BUSINESS INSIDER JAPAN
この上記の記事を読んでどう感じられましたか?
上場企業の27社で1万人越え、公に言えないリストラまがいの物も含めると、中小企業も合わせると一体どのくらいになるのか見当もつきません。
企業買収や毎年の経営状況で対応が目まぐるしく変わりますので、あなたはいつでも「リストラ候補」だと思っていた方が良いかもしれませんね…。
今、決断しないと本当に転職はムリ
先程の、転職後の賃金を見てもわかる通りで年齢が上がるにつれて条件は厳しくなります。
そこで、私の決断はどちらでもリスクがあるのであればやってみたいことをやってみよう。
そう思って転職を決意し、約30年間お世話になった会社を退職することになったのです。
参考になる記事はこちら
50代の転職を地獄にしている原因は?
それでは、50代からの転職を地獄にしている原因はなんなのでしょうか?
辞めてからの転職活動
無職期間は本当につらいのでこれはやめたほうがいいです。
転職で地獄と言われるのは「無収入」「希望の仕事がない」「やりたいことが見つからない」などです。
一番いい方法は、転職を決めたらすぐに辞めるのではなく、次につながる行動をすることです。
それがあなたにとって最高の選択になると思っています。
参考になる記事はこちら
焦って転職を決めてしまう
負のスパイラルに…はまってしまう典型です。
これは転職を繰り返すパターンなので、転職については慎重に進めましょう。
今後のあなたの状況がさらに悪くなる可能性が高くなります。
未経験への転職は厳しい
もともと、この50代という年代は即戦力として求められているものがあるので未経験に挑戦するのは実は厳しいものがあります。
しかし、どうしてもやりたいことが未経験のものであれば仕方がありません。
その際に注意することがあります。
- 再就職先が決まるまで長期化することもある。
- キャリアがないので収入減は覚悟が必要。
- 職場では新人扱い。年下の上司はあたりまえ。
これを踏まえて、もう一度考えてみてはいかがでしょうか?
50代の転職を地獄にしないための方法
それでは、50代の転職を地獄にしないためにはどうすればよいのでしょうか?
基本的なことですが、意外と認識していなかったり意識がない人が多いので説明いたします。
年収にこだわらない
先程も言いましたが、50代転職は約40%から50%は賃金は減少している結果がでています。
自分の実績に自信があり、今より年収が下がるのは良くないと思っている人は迷わず転職エージェントに登録した方がいいです。
高年収案件を紹介してくれるので、無料登録はすぐにしておきましょう。
因みに、転職後の年収がアップしている人はこの転職エージェントを利用している可能性が高いです。
おすすめ転職エージェント
ポジション(役職にこだわらない)
企業が求めているのは、役職についてくれる50代ではありません。
今までの経験を活かして、組織をうまく機能させるスキルと人間性です。
もし、それが評価されたらおのずと役職はついてきます。
現在の役職にこだわるのは必然的に採用のハードルを高くしてしまっているかもしれませんね。
転職エージェントに登録する
意外と簡単なことですが、転職サイトやエージェントに登録していない人が多いです。(私もそうでした💦)
なぜ、登録をおすすめしているかというと理由があります。
ズバリ「自分の市場価値がわかる」ということです。
これは非常に大きなポイントですので絶対に抑えておきましょう。
因みに転職エージェントの登録すると下記のような流れとなります。
自分が通用すると思っていたことが、実は他の会社では必要とされていなかったり、
逆にこんなこと役に立つのかと思っていたことが、実は必要とされたりすることもあります。
会社の規模でも同じものが違う評価を受けますのでまずは登録をおすすめします。
この際のコツは、1社だけではなく数社登録をしてみることです。
その方が自分の価値を見極める精度が上がることは間違いありません。
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まとめ
無責任な言い方になりますが、50代からの転職は地獄になることもありますし、そうならない場合もあります。
私は地獄を見るまでにはいきませんでしたが、正直転職する前は苦労と不安はありました。
その中で自分の考えを整理して、やるべきことをやったら状況が好転していったのでこの記事を書きました。
自力で何とかできるのであればよいのですが、この際、他力も活用して今後の人生が楽しくなるようにやってみるのもいいと思います。
あなたは今まで自分を犠牲にして頑張ってきたのですから…
WORK-LIFE-HAPPY TAKUZOでした。