50代が直面するつらくて怖い「役職定年」への備え方。50代が直面する,つらい役職定年をチャンスに変えるためにやるべきこと! | TAKUZO.BLOG

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50代が直面する,つらい役職定年をチャンスに変えるためにやるべきこと!

時間 砂時計

50代になって「消えてなくなりたい」って思っている人は多いと思います。

お困り父さん
自分なりに身を粉にして会社に尽くしてきたけれど…

この記事ではしらないと大変な目にあう「つらい、怖い役職定年」ついて解説いたします。

「なんとなく怖い」「わからないから怖い」をなくして明日からどうやって誰にでも必ずやってくる「役職定年」への対策をしていきましょう。

今日から実行することが「つらい、怖い役職定年」をチャンスに変える方法です。

この記事を最後まで読んでいただき、あなたの50代と60代まだまだ続く人生が明るいものにできるヒントになれば幸いです。

50代・つらい、怖い…役職定年とは?

それでは、はじめに実際に行われている役職定年とはどのようなものかを解説いたします。

役職定年制度とは?

役職定年はどういった経緯で生まれてきたものなのでしょうか?

「長くマネージャーとして活躍してきた営業部長が、55歳を迎えた途端に役職から外れ、一営業として働く」といった役職定年制度。この制度はいつから始まったのでしょうか。

この制度が始まった背景には、1986年に「高年齢者等の雇用の安定等に関する法律」が改正され、60歳定年が努力義務になったことがきっかけとなっています。

高年齢者等の雇用の安定等に関する法律

意外かもしれませんが、30年ほど前までは定年年齢は55歳が一般的でした。しかし、1994年に行われたさらなる改正で60歳未満定年制が禁止(1998年施行)され、60歳定年制が始まったのです。

役職定年制度とは、55歳定年から60歳定年への移行を調整するためのもの

そこで困ったのが各企業です。これまでは55歳までを定年と考え人件費や退職金、福利厚生費などを計算していましたが、法的に5年間雇用を延長することが義務化されたため、会社の経営を圧迫することになりました。

高止まりした年収層の従業員を同等の給与水準で5年間延長雇用する余裕はなかったため、「雇用は続けるが、年収を削る」ための方策を検討。それが「役職定年」という制度として残っていった、というのが過去の流れです。

つまり、「55歳定年」から「60歳定年」へと移り変わる過渡期に生み出された人事制度が「役職定年」であるといえるでしょう。

そして、何よりの問題は「55歳定年から60歳定年に移り変わる」ために生み出されたこの制度が、「65歳定年時代」においても多くの企業で形を変えずに継続されていることにあるのです。

引用:ミドルシニアマガジン/役職定年で年収はどれくらい下がる?モチベーションはどう保つ?

一般的によくある例は…

  • 53歳までに課長以上
  • 57歳までに部長以上

この2つをクリアしていないと管理職から降格され、いわゆる役職定年の対象となります。

しかも、自動的に職務を解かれるというまさに恐怖の制度です。

今までの、功績に関係なく年齢で線を引かれるということなので確実に誰にでもやってくることは確実です。

しかし、これは大手の会社の話であり、中小企業の場合はもっとぞんざいな扱いを受けることが多いかもしれません。

役職定年の実態

悩み

ここで、人事院が発表している役職定年に関する各データを見てみましょう。

①役職定年の導入割合

人事院のデータによると、役職定年を導入している企業は規模によって差はあるものの、全体では23.8%となっており大きな企業ほど高い導入実績となっています。

人事院 役職定年

出典:人事院 民間企業における役職定年制・役職任期制の実態

②役職定年の年齢

人事院 役職定年

出典:人事院 民間企業における役職定年制・役職任期制の実態

③役職定年後の仕事内容

人事院 役職定年

出典:人事院 民間企業における役職定年制・役職任期制の実態

仕事内容については、57.9%の企業が役職定年後も「概ね同格の専門職」としています。

格下の仕事になるのが、37.5%となっています。

仕事内容はあまり変わらないのに、役職が外されることによっての年収減となり、モチベーションの維持は難しくなる人が多いのも「役職定年が怖い」と感じる理由の一つです。

④給与の減額や手当廃止の実態

人事院 役職定年

人事院:民間企業における役職定年制・役職任期制の実態

 

50代・役職定年をつらい、怖いと思ってしまう理由

それでは役職定年が怖いと思ってしまう理由はなんなのでしょうか?

このまま会社のために頑張れるだろうか…

特に、今まで「会社のために」と私生活を犠牲にして働いてきた世代はモチベーション維持は至難の技です。

しかし、考え方によっては自分のライフスタイルを再考するいい機会と捉えることもできます。

この機会に、今までの会社人生を棚卸ししてみるのも大いにおすすめです。

もう、ムリにがんばらなくても「自分らしく」を一番にしていくのを優先する時期に来ているかもしれませんね。

50代で年収が大幅に下がる

これは、役職がなくなるので当然ですが、問題はさがってしまうその額ですよね。

人事院から発表されているデータを見てみましょう

役職定年後の年収水準
課長級の役職定年後の年収水準は、役職定年前と比べて「下がる」とする企業の
割合は82.5%
であり、「変わらない」とする企業の割合は8.8%となっている。また、
課長級の年収水準が下がるとする企業の年収水準は「約75~99%」が最も高く78.2
%、次いで「約50~74%」が20.4%となっている。(表6)
なお、課長級の役職定年年齢は「55歳」とする企業の割合が最も高い(45.3%(表
3))が、55歳時点の年収水準は、「変わらない」が8.5%で、「下がる」が91.5%、下
がる比率は「約75~99%」が83.4%となっている。55歳以降は「変わらない」が
「57歳」から「59歳」までは1ポイントから約10ポイント上がり、「下がる」が1
ポイントないし約10ポイント下がる状況となっている。

人事院

出典:人事院 民間企業における役職定年制・役職任期制の実態

上記のように、役職定年によって年収が下がるのは82.5%の企業が「下がる」と回答しています。

50代で今更新しい仕事は覚えられない

降格や配置転換により、今までの仕事と違う環境になることがあります。

今までやってきたことと関連するものであればよいのですが、まったくの畑違いには対応できるだろうか…

転職でもないのに、ちがう会社で働くのと同じ感覚になる不安感から「役職定年が怖い」と思われる理由となっています。

50代になって元部下が上司になることも

先月までの「部下」が「上司」になることもあります。

というか、かなりの確率です。

しかも、配置転換で部署が違うということになると、今まで役職が下だったまったく知らない若手の指示に従うこととなります。

役職定年制度がある会社では、誰にでも起こる可能性があるので覚悟しておきましょう。

50代で自分の居場所が無いと感じる(消えてなくなりたい…)

お困り父さん
あれほど、自分を犠牲にして尽くしたつもりだったのに…

役職定年になると、自分がやってきたことが否定されているよう感じ、消えてなくなりたいと思ってしまう人が多いようです。

実際に、今まである程度の裁量権をもって管理する立場でやってきた人が、裁量権もなしで管理される立場になったらそう思うのもムリもありません。

この場合、新しい部署で心機一転して自分で居場所を見つけるか、もしくは転職を考える時期に来ているかもしれませんね。

 

このように、役職定年が怖いと思うには以上のような理由が多いとの結果がでています。
思いつくところはありますでしょうか?

先程、ありましたように「年収が下がる」「部下が上司に」「新しい仕事ができるかな」…

でも、このように悩む時間を、これから先の人生のために考える時間にした方が得策なのは間違いありません。

この不安な気持ちを変えるために「役職定年」を乗りこえる方法も解説いたします。

 

50代 つらい役職定年を乗りこえる方法

あなたが今50代で、仮に55歳だとします。

会社側は原則的に65歳まで雇用する義務がありますので、役職定年してからの会社人生は約10年前後はある計算になります。

まだまだ、長いですよね…。

その間、辞めたいとかつまらないとかって言い続けて過ごすより、楽しみを見つけて残りの会社人生を楽しむのか、もしくは転職を考えるのか。

長い間働いてきたのですから、あなたの強みを棚卸ししてつらい役職定年を乗りこえる方法を考えてみましょう。

役職定年を乗りこえるマインド

まず、今までの経験やスキルはさておき、はじめにわかっておくと随分気持ちが楽になることをお話しますね。

それは、すでに人生は100年時代と言われているのはお分かりだと思いますが、50代半ばのあなたはこれからもまだまだ長い人生があります。

「役職定年」を人生の一大事と捉えるのか、「たかが役職定年だ」と捉えるかで全く違います。

これは単なる楽観視ではなく、「マインドセット」することによって,同じことが起こってもまったく受け取り方やその後の行動が違ってくる非常に大切なことです。

よく考えてみてください。

今まで、会社の評価が自分を肯定する基準になっていたとするならば、その基準を変えることをおすすめします。

もちろん、仕事で与えられたものは最低限こなすのはいう間でもありません。

その上で、自分のための時間をつくって、プライベートも充実させることも有効な手段であり、私自身も大切にしていることであります。

考え方として、「以前より、拘束される時間も随分と減りそうだ。ここで新しい趣味でもはじめてみようかな😉」という気持ちになれれば、その後の人生があなたにとって納得のいくものになる可能性が高くなります。

50代・つらい役職定年を乗りこえる具体的な準備と方法

準備

まず、役職定年が想定される1年~2年前には「いつ来るかもしれない」という心構えと、その画の準備をしていくことで辛くて怖いと思っている役職定年を乗りこえることができるようになります。

具体的な準備をあげていきます。

社内営業

社内営業

これは、この後の人生も会社に依存するという形になりますが、なんとか会社での勤めを充実させようとする考え方です。

すでに役職定年になっている人は対象外となりますが、これから「役職定年」をむかえる人は参考にしてみてください。

但し、今までの積み重ねの部分が大きいので、急に始めても効果は期待できませんがやるに越したことはありません。

ポイント

  • 自分のスキルは最大限アピールしておく(人事や労務、営業交渉、新規開拓、人材育成、開発などの専門スキル)
  • 現部署や異動してもいいと思われる部署とのコミュニケーションを図る(アピール要素が強い)
  • 人事権を持っている人に何気なくアピールする    など…

限られている時間で、今後の会社人生の行先を左右するかもしれませんのでやれることはやっておきましょう。

副業

副業

以前と比較すると、時間的な余裕が生まれるのが役職定年。

そう考えると悪いことばかりではないですね!

会社で働きながら会社員としての恩恵をうけて、余った時間で「副業」で収入ゲット!

「そんなことできないよ」って思っている方が多いと思いますが、今は副業がブームではなく当たり前の時代になる一歩手前です。

自分で気になっている「副業」に取り掛かるには今が良い機会です。

とにかく、ちょっとでも収入源がアップしたり、他の収入源を持っていることで「役職定年」への不安はかなり軽減されると思います。

思ってもやらない人が多いので、動いた人、継続した人が将来の不安を消して楽しんでいる人です。

あなたもその仲間に入りませんか?

50代が片手間で稼ぐサイドワークのはじめ方とおすすめ副業3つ!

転職活動

JOB

最後の「役職定年」と乗りこえる方法はズバリ「転職」です。

最近では、以前と違い転職活動も自分に合ったものをマッチングしてくれる物があります。

転職というと、すごくハードルが高いと感じる人がいますよね?
しかも50代からの転職ですので気持ちはよくわかります。

ただ、今は自分の市場価値はもちろん、希望の職種や条件に沿って転職先をコーディネイトしてくれる「転職エージェント」などのサービスがあります。

無料で登録できて費用は一切かかりませんので、登録だけでもやっておくのをおすすめします。

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50代の役職定年はつらい・まとめ

ここまで、つらい・怖い役職定年についてご説明してきました。

  • 役職定年とは?
  • 役職定年の実態(人事院データ)
  • 役職定年がつらい怖いと思ってしまう理由
  • 役職定年を乗りこえる方法

50代はまだまだ挑戦できる年代です。

今すぐできることややらないといけないことを整理してとにかく行動していくことで

「役職定年」はつらくも怖くもなくなります。

WORK-LIFE-HAPPY TAKUZOでした。

 

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