やっぱり毎月の収入がないのはつらい😥
実際はよくわかってないかも… この際、何がもらえるのか理解してから「転職」でも考えようかな…
50代で失業して無職になった時、すぐに再就職できるのか不安な人もいらっしゃるかと思います。
しかし、実際起こることと言えば、再就職までの収入がないことへの不安の方が大きいです。(👈経験談💦)
余程、貯金など経済的に余裕がある人は別ですが、そんな.人は一握りのはず
まずはその不安を少しでも解消するために、失業手当の申請を済ましておきましょう。
また、再就職することでも手当がもらえたり、それ以外の手当てもあったりしますよ!(*もらえる額は個人差あり)
私はハローワークを頼ることになんとなく抵抗があったのですが、実際訪れてみると職員の方々はとても親切ですし、受給した各手当で無職期間も乗り切ることができました…(笑)
今回は、保険関係のことに苦手意識がある人でもわかりやすいように、簡単に説明させていただきますね。
この記事でわかること
- 失業手当の種類は何があるの?
- 各種手当の受給条件は?
- 各種手当の受給額の計算方法
人生の大きな転機の退職・転職・失業・再就職。
そんな時に公的支援をうけて次へのステップになるように参考になれば幸いです。
50代・再就職して職安(ハローワーク)でもらえる失業手当の種類
ハローワークでは失業した際などに受け取れる手当が複数あります。
今回は50代で失業した人向けに「失業手当」、「再就職手当」、「就職促進定着手当」という3つの代表的な手当を紹介します。
ハローワークには他にも手当や給付金の制度があるのですが、とりあえず上の3つだけ覚えてしまえばOKです。
転職活動などで忙しいのに他のことまで詳しく勉強するのは大変ですからね。
必要最低限のポイントだけおさえて、残りは転職活動を頑張りましょう!
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50代無職・職安でもらえる「失業手当」と受給条件
まずは失業手当の話をする前に、雇用保険と失業保険は同じものということを覚えておきましょう。
私も昔なにが違うのかわからず調べたことがあるのですが、失業保険の正式名称が雇用保険というだけで、この2つに特に違いはありません。
失業手当とは
雇用保険の加入者が失業した場合に、一定の条件を満たしていれば受け取ることができる手当のことです。
失業した人を経済的に支え、生活の心配をせずに再就職することを目的とした制度になります。
自己都合退職の場合でも給付開始までに待機期間などが発生しますが、しっかり受給することが出来るのでご安心ください。
私は会社を自己都合退職した際に、次の仕事がなかなか決まらなかったことがあり、貯金も減っていく中で「こんなことになるなら早めに失業保険の申請をしておけばよかった」と後悔した経験があります。
次の仕事がまだ決まっておらず少しでも生活に不安がある人は、迷わず申請しておきましょう!
失業手当(失業給付金)の受給条件とは?
失業手当を受け取るには前提として、離職前の勤務先で雇用保険に入っており、ハローワークが定義する失業状態に該当しなければなりません。
失業状態とは
「離職し、就職しようとする意思といつでも就職できる能力があるにもかかわらず職業に就けず、積極的に求職活動を行っている状態」
を指します。
また、雇用保険に加入していた期間にも条件がありますので、ご注意ください。
一般的な自己都合退職の場合は「離職の日以前2年間に、雇用保険に加入していた期間が通算して12カ月以上あること」が条件です。
対して、会社都合退職の場合は「離職の日以前1年間に、雇用保険に加入していた期間が通算して6カ月以上あること」となっており、自己都合退職よりも条件が優しくなっていますね。
失業給付金の計算方法
一体いくらもらえるのかの計算が一発でできるものがこちらです。
相当便利なので、入力して支給額を試算してみてください。
Keisan(生活や実務に役立つ計算サイト):雇用保険の給付額(失業給付金)の計算
50代無職・職安から再就職時にもらえる「再就職手当」
「失業手当の申請はしたけど、これって早く就職したら損するんじゃ?
手当を全額もらってから就職したほうがいいのでは?」と考える人もいるでしょう。
そんな人はここで「再就職手当」についても学んでおきましょう。
再就職手当とは
再就職手当は、失業手当の給付期間を3分の1以上残した状態で新しい就職が決定した際に、受給できる手当になります。
失業者が早期就職することを目的とした制度ですね。
また、上記の画像にもあるように失業手当の受給期間によって受け取れる金額が分かれており、
- 受給期間が残り3分の1以上であれば支給残額の60%
- 受給期間が残り3分の2以上であれば支給残額の70%
以上の金額が受け取れます。
この再就職手当に加え、就職すれば精神的な不安からも開放されますよね。
総合的に考えた場合やはり早めに就職した方がメリットがあるのではないでしょうか。
再就職手当の受給条件とは?
再就職手当を受給するには、以下9つの条件を全て満たす必要がありますので、少し多いですが確認しておきましょう!
これは厚生労働省が定めていますので必須条件となります。
ちょっとかみ砕いてまとめていますのでご覧ください。
ポイント
- 受給手続き後、7日間の待機期間経ての再就職
- 失業手当の支給残日数を3分の1以上残していること
- ハローワークまたは人材紹介会社経由で決定した再就職先であること
(*自己都合などで給付制限がある人は待機期間終了後一か月はこの規定が採用されます) - 再就職先と前職とで、関連企業などの関係がないこと
- 新しい就職先で、1年以上の継続雇用が見込まれること
- 過去3年以内に、再就職手当や常用就職支度手当を受給した人は受給対象外となります。
- 受給資格決定前に再就職先での採用が内定している場合は対象外となります。
- 再就職手当の支給決定日までに離職した場合は対象外となります。
- 雇用保険に加入義務があります。
自分に当てはまるところ、そうだ無いところを確認して、不明な点があれば職安で相談しましょう。
再就職手当の計算方法
再就職手当もこちらの計算サイトで試算してみましょう。
Keisan(生活や実務に役立つ計算サイト):再就職手当の計算
●職安から再就職した後に貰える「就職促進定着手当」
大変な思いをして再就職を決めたのに、給料が前職よりも減ってしまったという経験がある人はいないでしょうか。
業界や職種などが変わると、前よりも給料が高い職場を探すのは大変ですよね。
私もいろいろな業界に転職したことがあるのですが、最初のうちは毎回給料が減ってしまいます…(笑)
でも、就職した後も手当がもらえる可能性があるので、諦めるのはまだ早いですよ!
就職促進定着手当とは
就職促進定着手当とは、再就職先に6ヶ月以上雇用され、6ヶ月間の賃金が離職前の賃金よりも低い場合にもらえる手当になります。
この手当をもらえば、転職直後で収入が厳しい時期でも多少は生活が楽になるかもしれませんね。
なお、支給額について今回詳しくは取り上げませんが、以下の式で算出できますので、目安として参考にしてみてください。
「離職前の賃金日額」-「再就職後6ヶ月間の賃金の1日分の額」×「再就職後6ヶ月間の賃金の支払い基礎日数」
※支払い基礎日数とは月給制の場合は30日、31日など暦日数、時給制の場合は出勤した日数になります
就職促進定着手当の受給条件とは?
就職促進定着手当を受け取るには、以下の3つの条件を満たしていることが条件になります。
・再就職手当の支給を受けていること
・再就職手当の支給を受けた再就職の日から、同じ事業主に6ヶ月以上、雇用保険の被保険者として雇用されていること
・所定の算出方法による再就職後6ヶ月間の賃金の1日分の額が離職前の賃金日時額を下回ること
※離職前の賃金日額が下限額の場合には、再就職後6ヶ月の賃金の1日分の額が、離職前の賃金の日額を下回ることはないので、手当は受け取れません。 (厚生労働省・都道府県労働局・ハローワーク)
引用: https://www.hellowork.mhlw.go.jp/doc/syuugyousokushin.pdf
ここで、注意点ですが、この「就職促進定着手当」を受けるには、再就職手当を受給していることも必須となります。
先ほど説明した再就職手当は忘れずに申請しておきましょう!
就職促進定着手当の計算方法
厚生労働省のリーフレットにわかりやすく記載してありますので画像をご覧ください。
自分の年齢や離職前の賃金などを確認して計算してみましょう。
上限はあるものの離職前との差額が大きいと支給額も多くなります。
でも、再就職先で大幅な収入ダウンはつらいので転職先も慎重に選ぶべきですね。
こちらも計算サイトですぐに試算することができます。
まとめ:50代・無職➤転職して再就職時に貰える失業手当
最後のまとめとして、この記事を整理してみましょう。
- 次の仕事が決まっていない人は失業手当の申請をしよう
- 自己都合退職でも条件を満たしていれば失業手当がもらえる
- 早く就職が決まっても再就職手当がもらえる
- 転職後に転職前より給料が減っていたら、就職促進定着手当がもらえるかも
- 失業手当、再就職手当、就職促進定着手当は3点セットのような感覚で覚えておこう
- 各種手当の計算方法がわかりましたね!
以上、無職から再就職時に受給できる手当のポイントをお伝えしました!
できるだけわかりやすく簡潔に書いたつもりですが、保険の話はやっぱり難しいですよね。
ですが、ここまでお読みいただけたということは、今後のイメージはもう掴めているはずです。
もちろん完璧に理解されていなくても、ハローワークに聞けば詳しく教えてもらえるのでご安心ください(笑)
明るい未来のために、まずは一歩を踏み出してみましょう!
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