なんとか生活保護受けることできないかな?
簡単に受けられないらしいわよ!
生活保護は文字通り、生活が困窮して最低限の生活ができない状態の方にむけての救済処置となります。
それでは、生活保護を受けるというのはどのようになっているのかを解説いたします。
この記事でわかること!
- 生活保護の仕組み
- 生活保護申請のチェックポイント
- 生活保護費の金額シュミレーション
- 生活保護で暮らしていくという考え方について
生活保護って働きたくないが理由でももらえるの?
生活保護と聞いて、とにかく困っている人を助けてくれる制度だと思っている方がいますが実際はどうなっているのかを確認してみましょう!
そもそも生活保護とはどんな制度?
生活保護法により、国民は保護を受けられ最低限の生活を保障され、健康的で文化的な生活を維持できるということになっています。
生活保護法:厚生労働省
第一条 この法律は、日本国憲法第二十五条に規定する理念に基き、国が生活に困窮するすべての国民に対し、その困窮の程度に応じ、必要な保護を行い、その最低限度の生活を保障するとともに、その自立を助長することを目的とする。
(無差別平等)
第二条 すべて国民は、この法律の定める要件を満たす限り、この法律による保護(以下「保護」という。)を、無差別平等に受けることができる。
(最低生活)
第三条 この法律により保障される最低限度の生活は、健康で文化的な生活水準を維持することができるものでなければならない。
(保護の補足性)
厚生労働省:生活保護法より引用
以上の考えのもと各自治体で申請する者に対して一定の審査をしたのち受給の可否を判断します。
生活保護の申請方法の流れ
【申請の手順】
- 現住所の市町村の福祉事務所の生活保護窓口
- 申請は世帯を同じくする人たちをさします
- 申請する者が生活保護担当窓口に事前相談をする
- 申請後の審査
- 保護費の支給
申請方法はこの流れになります。
生活保護を申請する前のチェックポイント
それでは、申請することを前提にあなたをその条件に照らし合わせてみましょう。
生活保護を受けるための基本的条件
基本的に下記の内容を審査(調査)されて支給の可否が判断されます。
【生活保護の審査内容】
- 世帯収入がどのくらいあるか?
- 現在の預貯金・現金・土地・家・車両・保険等の売却可能な財産の有無
- 家族、親族からの援助が受けれる
- 就労可能かどうか
- 年金や雇用保険の給付を受けている
などが主なものとなります。
あなたの「働きたくない」はもらえるのか?
上記の1から5で4以外については証明ができると思いますが、実はこの4が問題です。
あなたの「働きたくない」は認めてもらえるのか?ということになりますが、
「働けない」という人と「働きたくない」人は違うということをお話いたします。
ここで言う「働けない」人は・・・
病気やケガや家族の介護などで就労がむずかしいと判断される人のことです。
それでは「働きたくない人」は・・・
健康体で就労可能とみられる人のことです。
これに分類される方は福祉事務所で必ずこう言われます。
もし健康なお体であれば、お仕事をお探しになってみてください。
まずは親兄弟やご親戚の方に援助をお願いしてください。
どちらにせよ、申請をされましたらこちらからも援助については
みなさんにお願いのご連絡を差し上げますので…
こういわれて断念する人が多いのです。
一般的にはこれで援助を頼めたりすることでしのげれば良いのですが、なかなかそううまくはいかないことが多いです。
では、働けないではなく「働きたくない」あなたは絶対に生活保護の対象にならないかというとそうではありません。
随分、昔は仕事に就いて収入を得ることができないのはその人「本人の問題」だと思われていたのですが、現在の社会情勢でその見方も変わりました。
最近では、働けない理由は本人だけのものではないとの判断もするようになってきましたので不可能ではありません。
基本的には難しいと思っておいた方が間違いありません。
仮に貰えたとしても長い目で見るとそれが得策になるかと言えば微妙です。
将来的には、職について収入を得ることを考えるほうが賢明だと私は思っています。
生活保護費っていくらもらえるの?
さて、実際に申請をして認めらえた場合にどのくらいの支給額がいただけるのでしょうか?
生活保護費は最低の生活を保障する金額に設定されている
住居の家賃なども上限があるので一概には言えません。
首都圏で年齢にもよりますが8万円弱前後です。
それに住宅扶助費が加算されます。
どのみち、この金額では最低の保証という通りの生活となってしまいます。
出来るだけ働ける環境と考えをもって将来を見据えたほうが賢明と言われるのはこのことからです。
生活保護費のシュミレーションをしてみよう!
支給額につきましては、各自細かい条件等で違ってきますので非常に便利なサイトをご紹介いたします。
こちらのサイトで条件を入力すると支給額が算出されますので一度やってみてください。
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働きたくないので生活保護費で暮らしていくという考え方
何かに依存しながらの生活というのは意外とキビシイものがあります。
確かに、自分で働くということを選択できないのであれば、日本という国は最終的にはこのような制度があります。
よく、日本に生まれただけで「勝ち組」なんていう方もいるくらい実は恵まれている国なんです。
極端言うと普通にしていればほとんどの場合は「死にません」から。
ただ、病気の方を除いてはやはり働かないという選択肢はおすすめはしません。
最後にご自分で選ぶことになりますが、まずはアルバイトからでも働くことをおすすめします。
最近では、すぐに希望の仕事が探せるサイトも充実しているので登録だけでもしてみてはいかがでしょうか?
【まとめ】生活保護「働きたくないけどお金は欲しい」いくらもらえる?
「働きたくないけどお金は欲しい」この矛盾は不労所得などの収入が無いと難しいのが現況です。
しかし、長い人生において一時的に救済を受けるということでしたら、この「生活保護」という制度を利用してみるのもありです。
この記事のまとめにはいります。
- 生活保護の仕組みの理解
- 生活保護の申請の仕方
- 生活保護費のシュミレーション
- 生活保護で暮らしていくという考えたについて
以上、恵まれている日本においていろんな考えがあると思います。
一度、ご自分の状況を冷静に客観視して、一歩だけ踏み出すことでわかることもあるかもしれません。
生活保護は最後の手段として、一歩踏み出すをやってみませんか?
WORK-LIFE-HAPPY TAKUZOでした。