【実話】部下からの転職相談。こんな時あなたならどうする?

仕事相談

【実話】50代の仕事・部下からの転職相談…①

みなさんは、部下からの退職や転職の話を聞いたときにどうお感じになりますか?

「なんで?」

「理由は?」

「もう決めたの?」

「やっぱり…」

今日は、そんな部下からの転職の話を相談されたときのお話をさせて頂きます。

部下からの転職相談は50代の仕事

転職(退職)相談

「あの~、少しお時間取っていただけませんでしょうか?」

もう少しで終業時間というある日、部下のA君からの突然の連絡。
しかも、いつにも増して落ち着いたトーンでこのフレーズ。

これで良い話になったことのない経験は皆さんもおありではないでしょうか?

「承知しました。後ほど都合の良い日時を教えてもらえますか?」

私は周りの事務スタッフに感づかれない様に平静を装って電話を切りました。(手💦ビッショリ)

また一人、人生のレールを自分で切り替えることを選択する人間が…。
彼は30代後半の中堅では一番の有望株、しかも若手の面倒見もよく当然人望も厚い。

十数年前、私が面接し採用後いろんな経験を積んでいて将来の幹部候補と思っていたのです。

そんな彼が…。私の頭の中は自分が何かしたのか…いや、してあげることが出来なかったのかなどいろんなことが交錯して脳内CPUは完全にフリーズ寸前でした。

しかしその時、最近、途中入社した20歳の事務スタッフが元気な声で「お先に失礼します!」と…。
これからデートなのか満面の笑顔でしかも大きめの声であいさつしてきました。

普段ならなんとも思わないのですが、この時はフリーズしそうな私を現実に戻してくれてありがとうという気持ちになりまして「お疲れ様でした!気を付けて帰ってね」と50代としては少し無理がある満面の笑みで応えたのでした。満面の…。

この微妙な一瞬の癒しでも、今の私には必要と思えるのでした。(ふ~)

転職相談は…部下の決意表明

彼から指定された日時は意外にも仕事終わりではなく土曜日の昼にとの事でした。

うん?これは退職の話ではないかもしれないぞ⤴と勝手に期待を持ちながらついにその日はやってきました。

あの電話から2日後のことでした。

土曜日の昼に落ち着いて話せる場所を連絡して、時間通り彼はやってきました。

「お疲れ様!」私は明るい感じで声を掛けました。

「こちらこそ申し訳ございません。私事でお休みにお呼び出ししまして」

「問題ないよ!でも久しぶりのサタデーランチだな~。(笑)」なんて軽い冗談を言いながらメニューを見る。

食いしん坊の私は、本来ならニヤニヤしながらメニューを吟味してオーダーするのですが、今日はメニューを見ても何故かその香り・音・色味など食欲が沸く想像力が働かない。

「どうしたんですか?ぼ~っとして!」彼が私の異変に気が付いて声を掛けてきました。

「何でもないよ~さぁどれにしよっかなぁ~?。あっこれにしよう!美味そうだ」

「白井君は決まった?。いろいろあって迷うよね?」

「私も決まりました。店員さん呼びますね?」

それぞれ注文して、料理が来るまでの時間が第一ラウンド🔔カーン!

「転職したいので退職します」

「ところで今日の話って?」少し軽めのジャブを放つ私。

「転職したいので退職を考えています。いきなりですみませんが他に相談できる人がいないので…。」

はい、来ましたカウンターパンチ👊しかもクリーンヒット!(ザ・モンスター井上なみの1Rの猛攻)

開始数十秒でK・Oされた私は彼の話を聞くしかありませんでした。

コックさん早く料理作ってくれたら助かるなぁ~と思っていた矢先のことです。
まさに秒殺。ふ~(タメ息)

極力冷静に「そうなんだ。退職の理由って話してもらえる?」

彼はまっすぐに私の目を見ながらゆっくりと話し始めました。

「私ももうすぐ40歳になります。二人の子供も来年の春には保育園と小学校に上がります。
親の体の具合もあってよく考えた結果なんですが、率直に言って今まで取れなかった家族との時間を優先したいのが最大の理由です。」
少し緊張気味の顔で話してくれました。

退職の理由としてはありふれた内容でしたが、彼には仕事ができるだけに他のスタッフより仕事が集中していたことは間違いありません。

このタイプの人はもうどうあがいても辞めることをやめることはしないので、本当は慰留したい気持ちを抑えて私もスイッチを切り替えて続く第2ラウンドへ…。

「わかりました。本当は辞めて欲しくはないのは当然だけど気持ちは変わらないようなので、今後の自分にとって一番いい形はどれなのか?を詰めていこうか。そして会社へ何か改善点をアドバイスしてくれたら助かります」と伝えたました。

今までの彼の少し緊張した顔がほぐれていっていつもの人懐こい柔和で温厚な笑顔になっていました。

「ありがとうございます。やっぱり●●さんに相談して良かったです。
変に先延ばしされたり改善策もないまま慰留されたりした先輩の話を聞いていたので…」

本当の退職理由

仕事をしない上司

「あっ、これ…前にも聞いた覚えがある…」

本人が勇気をもって(あきらめの場合もある)辞めると決断したのに、上司やその上は具体的な話に落とし込みもせずに、お互いデメリットばかりの引き延ばし作戦を実行する。うちのことだ…ふ~っ(タメ息)

以前、私も他の部下の退職の際に、部長と社長から
「何とか引き延ばしてくれ、それがお前の仕事だろ!会社が回ることが大事だ!有給など取らせる必要はない。」

その時の私の心の声は、

「あの~、会社の運営に支障が出ない様にするのは当然理解しているのですが…。
お二人の判断が遅くて引き継ぎも有給消化もスムーズにいかなくなったんですけどねぇ~。
今いるスタッフに余分な業務とストレスがかかるんですけど…」

「伝えたからな!頼むぞー!」二人は会議室から出ていきました。
バタン!と必要以上の大きな音でドアを閉めながら…。

これは一任されたのではなく地方の草サッカーの相当精度の悪いとれるはずのないキラーパスです。
日本語で正確に言うと「丸投げ」と言います。

その後、私はその退職希望の従業員と打ち合わせをして、彼の希望通りの退職日をもって処理すること、有給は全消化でスケジュールを組むこと、業務に支障が出ない様に引き継ぎをしっかりすること。

以上の約束をして退職の手続きを進めていきました。

本当の退職の原因はコレ

その手続きが完了した翌日のことです。

「おーい!、●●さんの件だがどうなっているんだー!」

えらい剣幕の事情を知らない社長が私のデスクに近寄ってきました。

「引き延ばせって言っただろ!そのまま退職したじゃないかー!」

「本人の希望でしたのでその日で処理をさせていただきました。
就業規則に則って1か月以上前に届けが出されていましたので…」

「ううっ!でも業務に支障が出るじゃないか!他の従業員のことも考えてもらわないとね。
自分の役職の認識をもうちょっときちんと持ってもらわないと困るんだよ。」

「業務に支障が出ない様に引き継ぎが出来るようにスケジュールを調整いたしました。
それには部署内のみんなにも理解と協力を頂きスムーズに行うことが出来ました。」

「有給はどうしたんだ!」

「もちろん、全部消化していただきました。
そのための部署内のスケジュール調整と引き継ぎでしたので、特に問題なかったと報告も受けております。」

「そういうことなら、随時報告してもらわないと困る。
君は報告が出来てないんだよ!報連相がわかってない!」と言いながら事務所から出ていったのです。

見て見ぬふりをしましたが、数人の女性事務員は自分の胸の前で小さく👏拍手をしていました。

これが従業員の声なんですね…。

一応、管理職なので会社側の立場での言動が求められるのは当然ですが、違うものは違うのです。
白を黒にしようとすれば、きちんとした説明が必要なのです。

マウントとって力ずくで頷かせるあの二人のやり方はすでに若手の従業員も見透かしています。

退職理由とその後の処理は

さて、A君の話に戻します。

また、以前のあの社長の理由も聞かずにいきなり善悪を決めつけた言い方が頭をよぎりましたが、その時の私は会社のために貢献してくれた彼のためにやってあげれることやしなければならないことをすると心に決めていました。

こうして彼と私の退職に向けての極秘プロジェクト?が始まったのです。

続きは、次回50代、仕事編・部下からの転職相談…②で

  • この記事を書いた人

TAKUZO

「無職ブロガー」のTAKUZOです。 悩める中高年が、楽しく生きることが出来るための役立ち情報を発信中。 【経歴】 出身地・かつて日本の中心地➡バイトをやらせたら超一流な某三流大学を卒業➡某一流大手企業に就職➡半年で退職➡地方の中小企業で約30年勤務(もちろんブラック)➡この春退職➡無職ブロガー(笑) ●現場はもちろん、人材育成、店舗開発、人事、総務、金融機関対応、営業企画など、とにかく会社運営にかかわることは一通りすべて経験済み。 【趣味】 映画鑑賞(年間最高220本)、料理、読書、家飲み

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